コミュニティ・スクール(学校運営協議会)
陵東中コミュニティ・スクール
コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)
~地域とともにある学校づくりを目指して~
寒河江市立陵東中学校
1 コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)について
子供たちを取り巻く環境や学校が抱える課題は複雑化・多様化しており、教育改革、地方創生等の動向からも、学校と地域の連携・協働の重要性が指摘されています。子供や学校の抱える課題の解決、未来を担う子供たちの豊かな成長のためには、社会総掛かりでの教育の実現が不可欠です。輝く子供たちの未来の創造に向けて、学校と地域がパートナーとして連携・協働による取組を進めていくためには、学校と地域住民等が「地域でどのような子供たちを育てるのか」、「何を実現していくのか」という目標やビジョンを共有することが重要です。
コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)は、学校と保護者や地域の皆さんがともに知恵を出し合い、学校運営に意見を反映させることで、一緒に協働しながら子どもたちの豊かな成長を支え「地域とともにある学校づくり」を進める法律(地教行法第47条の6)に基づいた仕組みです。
コミュニティ・スクールに指定された学校には「学校運営協議会」が設置され、教育委員会から任命された地域住民や保護者・学識経験者などが、一定の権限と責任を持って学校運営に携わります。学校と地域が力を合わせることによって、互いに信頼し合い、それぞれの立場で主体的に地域の子どもたちを支えていく、そんな学校づくり、地域コミュニティづくりを進めていくことが、コミュニティ・スクールの一番のねらいです。
コミュニティ・スクールの3つの機能
2 コミュニティ・スクールの主な3つの機能
(1)校長が作成する学校運営の基本方針を承認する
学校運営協議会は、校長の作成する「学校運営の基本方針の承認」を通じて、育てたい子ども像や目指す学校像に関する学校運営のビジョンを共有します。保護者や地域住民等の意向を当該方針に反映させることで、地域住民等が校長とともに学校運営に責任を負っているという自覚と意識が高まるとともに、学校運営の最終責任者である校長を支え、学校を応援することができます。
(2)学校運営について、教育委員会又は校長に意見を述べることができる
学校運営協議会は、広く地域住民の意見を反映させる観点から、校長が作成する基本方針の承認にとどまらず、当該学校の運営全般について、教育委員会又は校長に対して主体的に意見を申し出ることができます。委員からは、子どもたちの教育や学校運営の当事者としての意見が得られ、学校だけでは気づくことができなかった学校の魅力や課題を共有することができます。
(3)教職員の任用に関して、教育委員会に意見を述べることができる。
学校運営協議会は、学校の課題解決や教育活動充実のために校内体制の整備充実を図る観点から、教職員の採用、その他の任用に関する事項について、直接、任命権者に対して意見を述べることができます。学校運営の基本方針を踏まえ、学校と学校運営協議会が実現しようとする教育目標に適った教職員の配置を求めるための重要な機能です。
寒河江市コミュニティ・スクール構想
【令和5年度】
【令和6年度】